
山の傾斜を掘り、石と土で上ノさんが作った穴窯(あながま)
全長約6m 火が見える位置から約1m先に100作品ほどの陶器が約2mに渡り入っているそうです。
分かりづらいですが、奥に見えるのが煙突。
今回訪れた日は、窯焚き(かまたき)2、3日目で、徐々に窯の中を暖め陶器の水分を飛ばし、
薪の炭を陶器につかせる工程を手伝わせていただきました。
火を絶やさない様、薪をくべていくのですが、慣れていない人がやると一つの薪が燃え尽きる前に、火が
弱まってしまい、無駄に薪を使いすぎてしまいます。
夜中に2,3時間ほど一人で作業しているときは、心配で20分おきに火の様子を見に行ってましたが、
上ノさんは1時間に一回ほど新しい薪をくべに行くだけですむ程度・・・。
無駄に貴重な薪を使ってしまいました。

窯焚き後半には、小さくした薪を窯の中に入れていくので、薪割りも大切な仕事。
上ノさんに手本を見せてもらい、いざやって見ると斧が重く、狙ったところになかなかいかな状態。
1時間ほど薪割りして、腕がパンパンに。もちろん筋肉痛になったのはいうまでもない。
窯焚き(薪の窯 での焼き締めの場合)は、5〜6日は火を入れる。初めは徐々に窯の中を暖め、陶器の
水分を飛ばし、薪の炭が陶器についていく。その後徐々に温度を上げ、薪の炭が灰となるそのときに陶器の
色をつけてくれる。
その後2日ほどゆっくり冷ます(急激に冷ますと、ひび割れてしまったり、色が変わってしまう)そうです。
窯焚き5日目から薪を窯の中にくべていくのですが、火が窯の中一面を覆い、煙突から火柱が
上がるそうです。
そのときは火力(約1,300℃)を下げない為に、窯の前に付きっ切りで薪をくべていかなければ
ならないそうです。

この穴窯を作って最初の頃は、満足のいく焼き物は1、2割程度だったそうです。
今では、10割といかないまでも、思い描いた「薪ででる色んな色」をだせるようになって
きているそうだ。